御船組WS~出雲の古民家を学ぶ~
9/6.7の2日間に渡り、出雲の工務店「御船組」さんの協力を得てのWSをしました。
地元の松江高専、米子高専、島根大学の人たちも参加してくれました。
1日目
「さぎの湯荘」を案内してもらいました。
幾重にも重なる梁が生む重層感や柱はもちろん、瓦、土壁の土すらも昔の材料をほぼそのまま使い、それらが生み出す戦前の伝統構法ならではのテクスチャーに魅せられた。
また、古民家の一つ一つの部材にどれだけの手間暇がかけられているかを学んだ。
建物の躯体を一度分解して組み立て直すことで完成したこの建物から、今注目されている古民家の価値というものを教えてもらいました。
「一花」 ここは、蔵をリノベーションして作られた。
施主と現場監督の方々から
土蔵の良さ、土蔵を一軒家として作り変える工夫などを聞き、実物の空間を体感した。
建物内はとても調和のとれた空間が広がっていて、とても心地よかった。
2日目の即日設計課題の現地調査。
日本の武家屋敷?とも思えるような巨大な敷地の中にある古民家。
敷地が広く、いろいろな要素を持った建物を見て、様々な思考を巡らせた。
2日目
前日見学に行った空家(古民家)のリノベーションについての即日設計。
半日かけて、班ごとに議論を重ねた。
地元の特産品、地元ならではの建築的アプローチ。また、都会から来た♭メンバーの意見。
それらが混ざり合い、結婚式場の案、外国人食堂の案、地域内外のつながり、田んぼを飛び石で渡る案、
五感で出雲を感じる案など各班の個性あふれる提案が発表された。
即日設計、講評が終わり、御船組の金築社長や審査委員長をしてくださった龜谷さんを交えての懇親会。
数多くの貴重なアドバイスをいただきました。